万年虚弱の引きこもり主婦が生まれ変わるまで

虚弱です。難聴です。うつです。パニック障害です。でも元気!!!

きっとだれもわるくない

私が幼い頃の父の口癖は

「張り倒すぞ」

でした。


私はその言葉が嫌いでした。

「張り倒すぞ」


容赦なく顔を殴られました。

小学校の先生にどうしたの?と聞かれて私は必死で誤魔化しました。

恥ずかしかった。


「ここは俺が買ったんだ!出て行け!」と何度も家を追い出されました。


夏はアスファルトに座ると涼しかった。

公園は虫に刺されて。


冬は寒さが辛かった。

今は少なくなった公衆電話の電話ボックスで夜風を凌ぎました。

あまり暖かくはなかったけれど、少しでも冷たい風を防ぎたかった。


ずっと昔、御巣鷹山に飛行機が落ちた次の日、子供1人で飛行機に乗せられた。

地方に住む父の両親に親孝行をするためだそうだった。

怖かった。

人が死んでるニュースをたくさん見たし、1人で飛行機なんて事故がなくても怖かったし

祖父も祖母も叔父も田舎も好きじゃなかった。

ごめんなさい。

元気な孫娘を何日も演じなければいけなかったから。辛かった。


何も知らない祖父母に、玩具を買ってあげる、と玩具やお菓子を買って貰った。


田舎から帰り、そのことを知った父にまた殴られ、午前様で怒鳴られ続けた。

寝そうになると聞いているのかとまた殴られた。

年金暮らしの祖父母に自分の私利私欲で金を使わせる悪い子供だと殴られた。


殴られた次の日、田舎へ楽しそうな御礼の電話をしなければいけなかった。


とっても楽しかったよ!

また行きたいな!

玩具をたくさんありがとう!


嬉しそうな声を出すのに苦労した。

楽しくなかったから。

行きたくなかったから。

玩具なんかいらない。


親孝行の道具に無理矢理派遣されただけだ。

そして私は役目を果たせなかった。

間違ったから殴られた。

お前は駄目だと言われ続けた。

テレビはまだ落ちた飛行機のニュースをやっていた。

亡くなった人がたくさんいた。


私は飛行機に乗りたくなかった。

祖父にも祖母にも会いたくなかった。

祖父や祖母が悪いわけじゃない。

父も親孝行したかった一心だったんだろう。


たぶん誰も悪くない。


無能だった私が悪かったんだろう。


祖父も祖母もだいぶ前に亡くなった。

思い出すのはただ辛かったことばかり。


悲しい。

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